普段はハイボールしか飲みません

タイトルのとおりです。たまに焼酎も飲みます。家飲みのときはウィスキーのロックがデフォルトです。

日本はサービスが安すぎるし、要求される対価は高すぎる

風呂上がりに履いたトランクスのケツの部分に穴が空いていて、軽くブルーになっている今日このごろ、こんなのを目にした。

 

agora-web.jp

 

Huluは一時期加入しようかと検討し、ケーブルテレビ止めてこっちにしようかと奥様に提案したら瞬殺されて契約に至らなかったという苦い過去があります。奥様はどれくらいケーブルテレビを観ておられるのだろうか?

 

このHuluがアメリカ親会社の搾取から逃れるために独り立ちしようとして大失敗したことはネットのニュースで見知ってたし、大炎上していることも知っていたんですが、僕が加入してないだけにあまり興味なかった。

 

が、上の記事を見てほぼ全面的に賛成だなー、って思った。

 

まあHuluの場合はNetflixがいるのでなかなか値上げもしづらかったんだろうけど、僕も100円値上げしたところで対して解約は発生しないと思うんだよね。そもそも多くのユーザはNetflixとHuluを比較してHuluを契約してるわけで、その時点でアドバンテージがある。さすがに「HuluのほうがNetflixより17円安いから」って理由で契約している人は皆無だろうと思う。

 

それに、営業に関連する仕事を十数年やってきて分かったんだが、人間は「コストダウンする」ことよりも「売上を上げる」ことにワクワクする人間のほうが遥かに多い(極稀にコストカットに生きがいを感じてるような人もいるけど、それはレアケース)。なので、組織を盛り上げていく、という観点からも、売上を向上させることをもっと積極的に考えても良かったと思う。

 

そんなこんなを考えていると、日本ってつくづくサービスの価格が安すぎるし、安いサービスに求める対価は高すぎるよなぁ、って思った。

 

以前からも思っていたことなんだが、サービスが安すぎる。サービスはタダって思ってる人間もいるんじゃねぇか、ってくらい。

 

そもそも、サービスって言葉が間違って使われているような気がするなぁ。無料奉仕のことをサービスなんて言ったりしてるしね。サービスにもコストがかかるし、十分なサービスを享受しようと思ったら対価を払わなくてはいけない、ってことは当然なんだけどね。

 

それを『おもてなし』とかっていう綺麗ごとで覆い隠して、サービス提供者に対して無条件の奉仕を要求するのが今の日本だからなぁ。

 

宅急便の再配達なんかがまさにそう。日時指定してて、なんで受け取れないんだよ。止むを得ない事情があったのかもしれない。じゃあ再配達でもなんで受け取れないんだよ。で、ちょっとでも遅れたりしたらブチ切れるしね。

 

まあ、僕は荷物が届くのを部屋で待ち構えていたら、誰も来なくて不在連絡票だけがポストに入れられてたことあるけどね。その時間、フツーにいましたが何か?

 

後は飲食店など小売店での対応とかね。昔、ウチの親父に心の余裕がなかった頃、ほぼ飲み干した熱燗に小さな虫が入っていたのを発見して、烈火の如く怒りだして「タダにしろ」的なことを喚いていたことがあったなぁ。まあ親父に余裕がなかったこともあるんだが、それ以上に「奉仕して当然」という意識もあったと思う。

 

日本人、というか、日本社会は、マクドナルドのようなファーストフード店においてもシェラトンホテルのスイートルームのようなサービスを要求してくるところがあるよね。

 

そら無理だぜ。コストがぜんぜん違うんだから。

 

だけど、それを確信犯的に要求する人間もいるから質が悪い。

 

おっと、少し話がずれた。

 

要は、日本のサービス業は全体的に安すぎる、って話です。大きな対価を要求するなら、それなりのコストを払ってもらいましょう、ということです。宅配業者は今の1.5倍の料金は請求していいし、再配達も有料化していい。マクドはスマイルにお金とってもいいし、しまむらは土下座を要求してくる客は出禁にしていい。Amazon Prime会員はアメリカと同じ金額でいいくらいだよ。

 

客の方も、もっとコスト意識を持ったほうがいいよ。ラグジュアリーなサービスにはラグジュアリーなコストを要求されるのだ。それは単純にコスト意識が高いかどうか、って話でしかないと思う。

 

かく言う僕も、Amazonで注文して先ほど届いたばかりのものを返品手続きしたところですがね。使い始めて5分で壊れたら、そら返品するよね。Amazonのサービスレベル、サイコーwww